アジア学院研修生受け入れ
今年で14回目の受入となりました。
庄内地区の研修先は、JA組織、地元生協、各農業組織、個人農家、保育園等で、
8月21日~30日までの日程で行われました。
ファームでは、組織の成り立ちから現在の取組、有機農業の課題や有機加工食品の工程、農事組合法人としての現状と可能性などについて説明しました。
2018年7月19日 枝豆部会 圃場巡回
今年は連日の晴天で巡回時は30℃を超えていました。全国的な猛暑の中では、ここ庄内地方はまだ恵まれているのかも知れませんが、それでもかなりの暑さで枝豆にとっても雨が欲しいところです。昨年は、初期の不安定な天候等が影響し生育遅れにより7月中の出荷は出来ませんでした。今年の生育は相応に順調で7月後半からの収穫・出荷が可能な状況です。これから1ヶ月半程の収穫が延々と続きます。
新たな若手後継者も加わり近年にない賑やかな圃場巡回となりました。

圃場巡回の様子
例年の通り各生産者の圃場を巡回し生育状況、害虫被害、収穫時期等の確認をしております。有機栽培で特に心配な害虫被害も少なく、今後適度な雨があれば生産者にとっても収穫量の期待できる年になりそうです。
2018年6月19日 米部会 圃場巡回
毎年田植え後の6月中旬に行われる圃場巡回です。今回は、山形県でつや姫の弟君として本格デビューする(雪若丸)の作付もある事から、つや姫の圃場と雪若丸の圃場をメインに巡回しエリアとしては、庄内町地区と鶴岡市(旧藤島地区)で、有機栽培の圃場が中心となりました。雪若丸については、減無栽培ですが、ネオニコチノイド系の農薬は使用しない栽培です。
つや姫(有機圃場)は鴨から苗が潰された圃場もありましたが、概ね順調な生育状況でした。又雪若丸は生産者が初めて取り組む品種で不安ながらの栽培ですが、今のところ順調な生育状況です。粘りがありしっかりした粒感のバランスがこれまでにない新食感で、炊き上がりはつや姫同様の白さがあるのも特徴です。
2018年6月5日 大麦部会 圃場巡回を行いました。
これまで鶏糞等を使った土作りや農薬を使用しないで、こだわった栽培を行ってきましたが、発芽率が悪かった事に加え、特に播種後の10月~11月に掛けての悪天候により初期生育も良くなかった事で近年にない不作(半作)となりました。今までは一部の生産者の不作はありましたが、今年は、ほとんどの生産者が不作で生産者にとっても、苦労が全く報いる事のない年となってしまいました。
庄内協同ファーム・生産者集会 を開催しました。
例年の通り第一部は、各部会から報告(前年の作付実績・生産目的・目標の活動と今年の活動計画)全体としての取組を事業管理部。又、各委員会からは、活動の報告と総括又次年度の計画の発表。(有機JAS委員会、生産履歴監査委員会、安心農産物生産委員会)
全体討議として、(組合員と有機栽培面積拡大の為の課題と方針)と題して、現状有機栽培面積が減少傾向にあり、生産者集会という場に於いて問題提起する事により、生産者及び当団体の問題を全員で共有する機会を作りました。特に若手の生産者から普段は聞くこの出来ない意見も出されました。
第二部 講演
講演 (種子法廃止とこれからの日本の農業について)
弁護士・元農林水産大臣 山田 正彦氏
一般無料公開をした事で、福島県郡山市や尾花沢市からの来場もありました。種子法(米・麦・大豆の種子で主要農作物種子法)は、国の管理下で各都道府県が中心に、種子の国内自給の確保・品質の維持や食料安定供給の為の法律でした。この法律のおかげで日本の米の種子は100%国産を維持し、又元々各地域に根差していた伝統的な種子が守られてきました。しかし、昨今流行?の民間活力の導入を背景に今年の4月から廃止となりました。今後は特に多国籍企業やバイオメジャー等が市場参入可能な為、効率や資本の論理が優先され価格の高騰だけにとどまらず、遺伝子組換え種子が主流になるかもしれません。
今回の山田氏の講演では、種子法廃止も実はTPPが根底にある為、日本が守ってきた育種の知的財産が外国の会社に無料での公開も可能となってしまう等問題も多い事を知りました。又諸外国の状況としては、カナダは2015年に育成権者保護法が出来、大部分が農務省、大学等の研究機関が増殖する(公共品種)を栽培している。豪州では、小麦は認証品種の割合は5%で、残り95%は自家採種して栽培している。米国は小麦の種子の3分2が自家採種で種子を購入する場合はカンザス州立大学、テキサス農業試験場で生産・認証された公共品種を購入・栽培している等他国では、主要穀物については農家は公共品種、自家採種が主流で、日本だけがなぜ食料の根源である種子を守ろうとしないのか不思議です。ただし国内でも、兵庫県や新潟県では種子条例案を提出しており今後追随する自治体も増えそうです。尚、参考として韓国では米韓FTAによって国内法200本を変更せざる得なくなった等の説明もありました。
2017年 庄内柿圃場巡回
前日まで続いた大型台風21号も去り、本日はいわゆる台風一過で絶好の圃場巡回日和となりました。台風の影響で柿の落下も心配しましたが、幸い被害も無く例年並みの収穫量が期待出来そうです。ただ、色つき具合が5日程早い為収穫時期のピークも早まりそうな気配です。
アジア学院研修生受け入れ

説明に対する通訳等を行っている大柳副校長。
今年の研修生の出身国は、バングラデシュ、カメルーン、東ティモール、インド、リベリア、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ジンバブエです。当学院は民族、習慣、価値観等の違いを超えてより実践的な学習を行っている学校です。
アジア学院研修内容
今年で13回目の受入となりました。
研修日時 2017年8月29日(火)AM 9:00~ AM12:00
例年の通り組織の歴史や現在の取り組み、又有機農業と加工食品の現状、将来性等について説明しました。庄内研修としては、8月22日~8月30日までの日程で、JA組織や個人農家、地元生協、各農業団体、保育園などが研修先として受け入れております。
2017年5月30日 大麦部会 圃場巡回を行いました。
今年度は鶏糞等を使った土作りや夏みずたんぼによる除草対策などを行ってきましたが、一部生産者の圃場の連作障害で、全体として昨年よりやや少ない収量となりました。無農薬栽培の大麦ですが、なかなか生産者の思い通りにはいかないものです。
藤島中学校農業体験学習
2017年5月16日・17日
藤島中学校農業体験学習
今年も藤島中学校より第一学年の農業体験学習の依頼がありました。
2日間、3名で全員が女子中学生となり昨年と同じでした。スケジュール的には例年大きな変更はありませんが、弊社の組織概要や稲作作業の基本的な部分の資料説明及び、毎年恒例となった草むしり作業、及び餅製品の箱詰やパック作業の体験をしていただきました。
農事組合法人 庄内協同ファーム
体験学習受入 事務局
2017スケジュール表.pdf 中学1年生自己紹介カードHP用.pdf
庄内協同ファーム・生産者集会 を開催しました。
庄内協同ファーム・生産者集会 を開催しました。
第一部は、毎年部会を代表し2つ程の部会からの報告にしていましたが、今年は、9部会全部から発表する事にしました。(前年の作付実績・生産目的・目標の活動報告)全体として総括を事業管理部。又、各委員会からは、各種取り組み、活動の報告・総括と次年度の計画の報告がありました。(有機JAS委員会、生産履歴監査委員会、安心農産物生産委員会)
集会プログラム参照
第二部 講演
講演 (無茶々園はどのようにして事業継承してきたか)
株式会社地域法人無茶々園 代表取締役 大津 清次氏
私たちと原点は同じ産直形態を取りながら事業や活動を行ってきたが、置かれた環境は愛媛県、基幹産業も柑橘類、風土、風習も違う為、事業の進め方や考え方も異なる為、新鮮な内容で、特に後継者達の今後の産直活動や事業を進める上で大変参考となる講演となりました。
講演 (2011年3月11日の教訓を生かす活動)
よつ葉生活協同組合 会長 冨井 登美子
創立1982年今年で.35周年目を迎える生協です。思いもよらぬ3・11東日本大震災の影響で東電の原発事故による被害や風評被害に遭いながら、生協の原点に立ち返って自然環境や生活、食等に対する事を組合員と真剣に向き合いながら活動し現在に至っている事をお話いただきました。以前から、農薬削減、食品添加物、石鹸推奨、遺伝子組換え食品、ネオニコチノイド系農薬の問題にも取り組んでおります。