《庄内協同ファーム・生産者集会》を開催しました
第一部は、前年度の活動報告・総括と次年度の活動計画を各部署より発表がありました。
(事業管理部、有機JAS委員会、生産履歴監査委員会)
生産・環境活動の総括・計画については、安心農産物生産委員会、部会を代表して、米部会と大麦部からの発表がありました。特に米部会からは過去7年前からの化学肥料及び化学農薬の削減状況や品種別、栽培区分の農法別(例えば、有機栽培のカモ除草、機械除草、紙マルチ、湛水管理)の面積の推移等。
第二部 研修・講演
1.講演 (福島の現状と私達が取り組んできた事)
講師 生活協同組合 あいコープふくしま 理事長 佐藤 孝之氏
佐藤理事長の資料より抜粋.pdf2.講演 (ブラシローラー型水田除草ロボットの現状)
講師 株式会社 テクノデザイン 今井 淳容氏3.講演 (水稲有機農業に関する試験研究成果報告)
講師 山形県農業総合研究センター 水田農業試験場
水稲部 主任専門研究員 安藤 正氏
《庄内協同ファーム・生産者集会》を開催しました
今年も第一部は、前年の活動報告、総括と次年度の計画を各部署より発表しました。特に有機JAS会議からは、有機管理規定の改定箇所の確認、安心農産物生産委員会からは、有機栽培農法の安定生産ポイントとして、アイガモ・紙マルチ・除草機・冬季湛水等各農法の優位点や弱点などの総括、又各作目部会からは、米部会より環境管理プログラム総括として2006年からの化学肥料・化学農薬の削減率(面積比)や除草方法(有機農法)の広がりなどの発表がありました。
第二部 研修・講演
Ⅰ 「らでぃっしゅぼーやのビジネスモデルと今後の取り組みについて」
講演: らでぃっしゅぼーや株式会社 代表取締役副社長 小関 純氏
130305radishboya.pdf へのリンクⅡ 「米の無肥料・無農薬で多収栽培は可能か」
講演: 山形大学名誉教授 粕淵 辰昭氏
130305kasubuti.pdf へのリンク★集会プログラム及び配布資料
130305seisannsyasyu.pdf へのリンク
昨年の役員改選期で若手生産者3名が新理事として就任しまし。今年の運営は、主管である安心農産物生産委員会の担当理事である、冨樫俊悦新理事を中心に運営を行いました。
庄内協同ファームだより NO141号参照
終了後の懇親会には、粕淵名誉教授・小関副社長も加わり講演の続きを各生産者と忌憚のない意見交換が延々と行われました。
《庄内協同ファーム・生産者集会》を開催しました
今年も、第一部は、生産活動を中心に、前年度の取り組みの総括、今年の各作目部会の栽培基準の確認、有機JAS会議からは、有機農産物管理規定の変更点の説明、又各部署からの方針、目標などの発表を行いました。安心農産物生産委員会からは、今般の原発事故を契機、原発そのものの問題や環境・社会のあり方に対する新たな運動について提言がありました。
第二部は、講演として、 茨城大学 中島紀一 教授(大震災・原発事故後の有機農業の取り組み)
茨城大学農学部 飯塚理恵子 博士特別研究員(原発事故・福島からの報告)
株式会社大地を守る会 戎谷徹也 事業戦略部 放射能対策特命担当 (震災後の消費者の実情と取り組み)それぞれ体験を通じた貴重な講演を頂きました。
生産者集会プログラム 120228seisannsyasyu.pdf へのリンク
栽培計画台帳合同記帳会と資材説明会を開催
合同記帳会
2012年の作付の栽培計画台帳に使用する資材の商品名、使用量、使用時期等を記入します。水稲の有機栽培であれば紙マルチ、アイガモ、機械除草、湛水管理などの農法も記入します。作付品目毎に、枝豆、柿、大豆、ヘチマなどそれぞれ台帳の書式も違うため、特に他品目を栽培する生産者は神経を使います。
同日の15:00より使用資材の説明会
肥料会社の川合肥料(株)の吉野社長や担当の川合さん、(株)グリンタスの千葉専務から、資材の特徴などの説明を受けました。又新しい資材については、実験例をもとにその効果などを確認する事が出来ました。特に有機栽培をしていいると使用資材ひとつにも認証団体から有機資材として適合か否かの確認が必要になります。弊社は、共同購入という形を取っているため、生産者の使用資材を使用前から把握する事が可能となっております。
使用資材、肥料の発注から生産者引き渡しまでは下記の流れとなります。
資材の説明(業者)→有機資材の適合性の確認(認証団体)→資材の発注(弊社窓口)→受入(弊社)→引き渡し(生産者)
2011年9月9日(撮影)米部会圃場巡回
《庄内協同ファーム・生産者集会》を開催しました
今年は、あの3・11の未曾有の大震災直後ということもあり、一旦は中止の方向で検討しましたが、悩みに悩んだ結果開催する事に決定しました。やはり農家は、田畑を耕し種を蒔く事が基本で、その作付計画や栽培基準など約束事を組合員、協力組合員が共有する場としても必要との認識に至りました。
例年第二部は、外部から講師を招き講演をいただいておりましたが、交通機関などの事情から出来なくなりましたので、今後の庄内協同ファームを担う青年部(後継者)との意見交換を行う場としました。日頃聞くことの出来ない内容など、将来の農業に対する熱い活発な意見が飛び交いました。
夏の味覚・庄内枝豆
夏の味覚・庄内枝豆
- だだちゃ豆のふるさと庄内から、有機栽培の枝豆“ちゃまめくん”をお送りします -
枝豆つくりのど素人だった私たち夫婦が枝豆つくりをしかも有機栽培で始めて10年目を迎えます。
冷凍用に1品種からはじめた枝豆つくりですが今では早生品種から晩生の品種まで10品種近くを栽培し、4月末から6月中旬までの種まきし、8月始めから9月上旬まで出荷しています。
<守り続けてきた在来種>
“だだちゃ豆”は長く地域の人たちが守り続けてきた在来種、庄内の枝豆の総称です。白山(しらやま)とか小真木(こまぎ)、尾浦(おうら)など地域の名前の付いたものや長四郎(ちょうしろう)といった人の名前の付いたもの、甘露(かんろ)は食感がそのまま名前になったもの、地域の種苗業者が育成した品種など、いろいろの品種の中から出荷時期や作る人の土地柄に合わせて品種を選び自家採取を繰り返しながら大切に栽培を続けてきたことが名前を聞くことで理解できると思います。
いずれも成熟すると豆が茶色で枝豆のときは莢(さや)の表面に茶色の毛があり、見た目はいまひとつですが味は抜群です。茶豆と呼ばれる所以で、改良された品種とはやや違います。
<有機栽培の決め手はぼかし肥つくり>
有機栽培での枝豆つくりは堆肥や有機資材による土つくり、自家製の発酵肥料(ぼかし肥)の施用に尽きますが、その年の害虫の被害によって出荷量が80%から50%と大きく左右されます。
害虫の被害が大きいときは選別に手間がかかり、その割に出荷量が少ないというダブルパンチを受けることになります。
それでも『こんなにおいしい枝豆は始めて』という言葉に励まされ、10年続けて来る事ができました。
今年も冬の間に心を込めて作った“ぼかし肥”をたっぷりと施し、おいしい枝豆に仕上げたいと思っています。庄内からの有機栽培の“ちゃまめくん”をどうぞお楽しみに。
生産者 志藤 正一
藤島小学校の生き物観察 6月29日
今年最初の小学生による生き物調査。庄内環境創造型農業会議もかかわる5年生の「田んぼ体験学習」の授業の一つです。
この地域でのサポートには、鶴岡市藤島庁舎エコタウン室の職員の方々がサポート体制をつくり生き物調査をおこなっています。この様な体験学習で食べ物や環境への関心がさらに深まることを期待したいと思います。子供たちの大きな歓声が聞こえます。
「庄内産直ネットワーク公開確認会」6月25日ー27日
JA庄内たがわと庄内協同ファームが一緒に取り組んでいる「庄内産直ネットワーク」のパルシステム生協・公開確認会が庄内で開催されました。生協会員職員50数名、他産地・関連取引など40数名、地元の生産者や関係者約50名を含め約140数名の参加者ですすめられました。
今回の公開確認会では、圃場・施設・栽培管理等の監査確認と平行して岩渕先生、嶺田先生の指導による「田んぼの生き物調査」もおこなわれ、産地側からのプレゼンテーションでは、2003年の公開確認会以降に取り組まれた活動内容が紹介され、総括的な意味を含めてこれまでの活動とこれからの課題が発表報告されました。
特に「田んぼの生き物調査」を公開確認会に参加者した全員が生き物調査に参加し、田んぼに入る体験をするようにしました。そのことをとおして、参加者が産地での取り組みを書類や圃場・施設の監査だけでなく、地域での環境活動をどのようにすすめているか。調査による生き物指標をつくることで地域環境がどのようになっているのか。等、実感的に体験しました。体験を共有することで互いの距離も縮まり環境や農業にたいする認識も広がり深まったと思います。
プレゼンテーションをする庄内産直ネットワーク・大瀧会長 庄内協同ファーム・五十嵐
圃場と施設の説明をする志藤代表
藤島エコセンターの堆肥施設案内
イトミミズ・ユスリカ調査
平行して事前の生き物調査
監査人による書類監査
交流会には、有機栽培されたお米を使用したオニギ。有機のもちを使用した餅つき、
はえぬき麺・月山ワイン(JA)、甘エビ(県漁協)の屋台コーナーがあり賑わいました。
大麦栽培生産者による圃場の巡回 6月3日
大麦の収穫適期は毎年10日前後。今年も栽培者による圃場の巡回をおこない刈り取り前の圃場確認(自主基準:化学合成農薬使用不使用・化学肥料慣行基準の半分使用)と収穫状況の確認を大麦部会でおこないました。全般的に良い状況の成育でしたが中に水はけのよくない畑地などがあり面積は拡大しましたが、昨年並みの収量にとどまっているようでした。
県内の大麦栽培は、庄内協同ファームの大麦部会の生産者が95%以上をこだわって栽培している貴重な作物です。甘みがあり美味しいからと毎年もとめて頂く方々の為にも、栽培や製品つくりに一生懸命にがんばっています。今年もどうぞよろしくお願いします。
ユーアイコープ・「庄内田植え体験交流」
5月23-24日にユーアイコープとの田植え交流が行われました。今年は庄内協同ファームが受け入れを担当し有機圃場での田植えと公民館での交流、宿泊地での懇親会。翌日は山間部の朝日「わらび園」でわらび採りを楽しみました。
2003年からはじまった田んぼ体験交流も6回目となり、お馴染みになった顔の人も多く見られ庄内をよく知ってもらう良い機会になっています。秋の収穫期には、採れたてのお米を田んぼで炊飯して食べたいなど、次回にむけたお話しで盛り上がっていました。