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9月16日 -稲の収穫にあたって-

さわやかな秋風の吹く季節になりまもなく稲の収穫時期をむかえ、私たちファームの生産者も収穫準備に追われています。

今年も日本各地では、大雨になったり地震があったりと極端な事象が多すぎるようです。庄内地方も、春先はよい天気に恵まれましたが、5月中旬田植後の冷たい風の影響で一時、苗が黄色く枯れたようになり、田植後の緑一面の景色がしばらく見られず、1週間ぐらいの生育の遅れになってしまいました。その後天気は、回復して6月、7月は雨もほとんど降らずに適度の気温の日が続き生育も3、4日の遅れまで回復しました。

しかし、8月に入り出穂が始まり稲にとって大切な時期となったが雨が降り気温も下がり、晴れれば急に気温が高くなるという天気で、稲の病気と受粉への影響が心配されましたが何とか乗り切り、現在は穂が傾いて黄金色になってきました。早ければもう1週間ぐらいで刈り取り作業に入れるかと思っています。

 連日の汚染米流通の報道で、食に対する信頼が薄れている現在、生産者として安心、安全な農産物を作りお届けする事が、これから益々問われてくるのだと感じています。

9月12日に米部会で生産者の圃場を巡回しました。春から計画に沿って有機栽培や(認証機関の監査済)、農薬を減らし有機肥料だけで栽培(減無栽培)したり、除草対策にカモ、除草機、紙マルチを使用したりしながら頑張って来た結果、全体的によい稲姿をしており、美味しく、粒張りの良い米になると期待できます。
2008年9月16日 米部会長の野口吉男

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9月12日 米部会による水稲圃場巡回と部会

会員生産者10ケ所の水稲圃場をみてまわり稲の生育状態の確認と08年産米の収穫出荷にむけた
注意点など話し合いをおこないました。圃場によっては、思っていたより生育がすすんでいる
ところもありますが、この時期は稲の登熟が揃うのをまっているところです。

会員生産者の「でわのもち、はえぬき、ササニシキ、ひとめぼれ」は9月25日前後に刈り取りが揃い
「コシヒカリ」は10月5日前後からの収穫になります。

今年も、美味しいお米をよろしくお願いします。080912-16.pdf へのリンク

圃場巡回時や米関係の写真をCANON iMAGE GATEWAY のサイトに
アップロードしました。 http://www.imagegateway.net/a?i=w9smbbx0UJ

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9月3日 ようやく落ち着いた天候になり枝豆の品質も安定してきた

枝豆畑で最後の収穫に忙しく作業をすすめている小野寺

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8月15日 庄内に局所的な集中豪雨。一部の畑、たんぼが冠水し作物に被害

8月14日からの集中豪雨で枝豆の畑が冠水。排水が充分でなかった圃場で莢まで水に浸かり
劣化してしまった枝豆が発生。ちょうど収穫適期と重なり被害が大きくでてしまい、それまでの
豊作気分が吹き飛んでしまった。
良い枝豆をお届けしたく、選別を強化し劣化品が入りこまないよう精一杯の対応をしています。
中旬以降のお天気も曇り雨と夏らしい天候の回復が多く見られない日がつづいています。

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8月11日 一年で一番忙しい、枝豆の収穫作業、今が盛り(08年メーッセージ)

080811.pdf へのリンク


7月19日 枝豆部会のほ場巡回

今回のほ場巡回には、35年前に山形県の農業技術指導員をやめ、自ら畑を借り全国に先駆けて庄内で
有機農業に最初に取りくんだ一人である浜田泰輔さんも同行して有機枝豆栽培の技術指導、アドバイス
を得ました。今後、私たちの有機栽培技術向上が期待されます。

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根っこの調査(根粒菌)比較


7月10-15日 第9回中・韓・日環境創造型稲作技術会議が中国吉林省で行われる

民間稲作研究所の稲葉氏が中心になりすすめている同会議が今回、中国で開催されることになり、パルシステム生消協・米部会(ふーど米研究会)の要請を受けて庄内協同ファームからも1名が参加。
中国の有機農業の現状と今後について見聞を深めてきた。

080710-15.pdf へのリンク


7月3日 山形県有機農業協議会による圃場巡回・技術研修

同日、昨年山形での実施につづき庄内「楽楽」を会場として山形県有機農業協議会主催で有機圃場の巡回・技術研修と米部会が実施開催された。
県内の有機生産者と行政担当者約40名前後の参加があり、稲の生育状況や有機栽培の技術について事例発表や意見交換をおこない有機栽培の技術の共有や向上につなげた。

田んぼ中に手を入れ土の状態を確認する参加者

田んぼ中に手を入れ土の状態を確認する参加者


6月28日-29日 大地を守る会「トンボと田んぼの山形県・庄内ツアー」・田んぼの生き物調

昨年につづいて、有機圃場でふ化し田んぼから飛び立つ赤トンボの観察と有機圃場に生息する生き物を調査する「庄内ツアー」が地元の生産者グループと一緒に実施されました。

赤トンボがふ化し飛び立ちが一番活発なのは、午前の朝早い時間帯。日程を調整し翌朝にたくさんのトンボを観察しました。その後にふゆみず田んぼの圃場に移動して、カエル、イトミミズなど田んぼの生き物を捕まえ観察と個体確認をしました。(裸足で、すくいの網と補虫箱を手にとり田んぼに入り、田んぼの生き物を実感)

Exif_JPEG_PICTURE調査結果

ニホンアマガエル74匹
ニホンアカガエル1095匹
トノサマカエル1匹 が、100m当たり生息


イトミミズ148万個 ユスリカ14.5万個
ドブシジミ1万個 モノアラガイ12.5万個
ヒル6.5万個 マツモムシ3万個 ミズムシ類4万個が、
10a当たりに生息していることが確認された。


6月18日 訃報

庄内協同ファームの代表理事を努めた斎藤健一が6月18日午後1時47分に永眠しました。(享年58歳)
1970年代前半からはじめた庄内農民レポートの活動、その後につづく(農)庄内協同ファームの結成。
一連の運動と組織の礎を仲間と築いた。農の自立を掲げ、国の減反政策に反対しつづけた農民でした。


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