2017年度「お米」と「お餅製品」のご案内
2017年のお米の状況ですが、東北地方では6月の低温により、稲の生育も一週間から10日程遅れ、その遅れた状態がそのまま収穫期までスライドしたようになりました。この時期の庄内平野には刈り取りが終わった田んぼにハクチョウが飛来し、落ち穂をついばむ姿が至る所で見かけます。9月の作況指数は平年作ということでしたが、最終的にはやや落込みそうです。ただ生産者の方々はお取引様や消費者の皆様に安全でおいしい「お米」と「お餅」をお届けできるよう作業にあたっております。私共で栽培している品種は、今年も、つや姫をはじめ、コシヒカリ、ひとめぼれ、ササニシキともち米(でわのもち)を加えた5品種です。有機栽培や農薬を極力減らし化学肥料を使わない栽培を行っております。今年全農が提示した概算金は、3年連続の引き上げ傾向とはなっておりますが、農家の厳しい状況に変わりはありません。一方で私共が取り組んできた産直活動においては、お取引様や消費者の皆様のご理解を賜りながら共に歩んできたという想いと自負があります。今年もこのように新米のご案内ができることにあらためましてお礼申し上げます。
現在は米の等級検査も実施中で、検査が済み次第出荷対応致します。餅製品もこれから量産体制となりますので、「お米」「お餅」共々よろしくお願い申し上げます。
尚、放射能検査結果については、庄内南部(鶴岡市、三川町、庄内町)では9月13日県で検査が行われ不検出の結果により、本年の米の出荷自粛の解除となりました。又幣組合においても必要に応じて自主的に検査を行う予定です。
山形県の放射能検査結果公表のアドレスです。
http://www.pref.yamagata.jp/houshasen/food.html
庄内協同ファーム米部会 秋の圃場巡回にて
さる9月14日に庄内協同ファームの米部会の圃場巡回が行われました。今年は6月に低温が続いた為稲の生育が思うように進みませんでした。7月はそれなりに暑かったのですが、8月は逆に例年よりも気温は上がりませんでした。東京でも降雨が20日連続と記録尽くめの異常気象でした。ここ庄内地方も不安定な天候が続き、雨が降らない日はない様な状態が続きました。圃場を巡回してみて、例年のこの時期に比べると全体的に黄金色にはなっておらず、今年の刈取りは10日程遅れそうな感じです。しかし、稲は自らの生命力で成長し、収穫されるのを待っているようにも見えました。私共生産者一同、高品質でおいしいお米を提供できるよう、今後も収穫・出荷作業を行って参ります。
庄内協同ファームでは、有機栽培はカモ・紙マルチ・チェーン等を駆使しながら除草する農法、又農薬も極力使用せずに最小限に抑えながら、近年問題になっているネオニコチノイド系農薬は使用せず、環境に負荷を与えない栽培に取り組んでおります。堆肥は有機質肥料を使用し化学肥料は使用しない、安心・安全なお米作りに心がけております。
農産物や加工品を通して生まれる出会いと交流が私共の栽培に励む原動力になっております。今年も庄内協同ファームのお米、餅、加工品をご愛顧いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
2017年9月14日
庄内協同ファーム
米部会事務局