庄内協同ファームだより

トップページ > 庄内協同ファームだより > 庄内協同ファ-ムだより 2003年1月 発行 No.92

スケッチ 夢を見れるのは幸せなこと

藤島町 志藤 知子

~自然豚舎が建ちました~

 韓国自然農業と出会って以来、いつかはとあたためていた自然豚舎がようやく我が家の地続きの一角に、その姿を現しました。採光と対流を考えた踏み込み式の豚舎は、屋根はカマボコ型、南向きの天窓を備え、両側はカーテンのみ、シンプルな造りですが、敷料の発効熱のせいで、庄内の厳しい冬でもホカホカと暖かく、吹雪の日以外は換気の為にカーテンをあげています。従来の豚舎に比べ、とても明るく開放的で飼育されている豚も、元気に走り回って、まるで遊んでいるかのように見えます。
 この豚舎の一番の長所は、糞尿処理の必要がない点です。糞も尿を敷料の中に吸収され、良い状態で発酵が進めば、その何割かは豚が餌として食べる事が出来るようになるということです。
 ちなみに、この豚舎の建坪は90坪、一区画8坪の豚房が東西に10並び、片側に通路があります。

~白豚から黒豚へ~

 一昨年から、黒豚の導入を始め、5頭から始まった母豚が40頭を超えるまでになりました。産子数が少なく、育成にも時間がかかり回転率が落ちると言われている黒豚をあえて導入したのは、それだけゆっくりとしたペースで養豚ができると考えたからです。回転率の低さは、白豚よりも、市場評価が高いという所で補えばという計算なのですが、高い評価を得る黒豚を育てるには、又、相当の技術が必要なことを改めて経験しています。肉質の良い美味しい黒豚を、自信を持って出荷できる体系を探ることが今年の目標になるのでしょうか。近い将来、遠くに住む皆様にも、安全でおいしい黒豚をお届けできる日を夢見てできることからひとつずつ頑張っていきたいと思います。

~夢を見れるのは幸せなこと~

 歳を重ねても臆病にならず、心身の衰えも考えず年々新しいことに何かひとつは挑戦しないではいられない夫の行動力を不思議な目で見ています。“今年はもう55才なのに”が“まだ55才”なのです。“あと10年は頑張れる”が何年も前から続いていて一向に、9年、8年にならないのです。
 でも、よくよく考えてみれば、じっとしているより何かに向かって行動できることは幸せなことです。ハラハラ、ドキドキし、時にはため息をつきながらも、新しいことの結果を見届ける楽しみも生まれます。何年か先の定年に向かってカウントダウンするよりも設定しきれないゴールに向かって駆けていくことができるのなら、二人揃って行けるなら、それ程の幸せはないのかもしれません。

~今年もよろしくお願いします~

編集局から

 私達の農産物を食べてくださる皆様に支えられて、世情厳しい一年を何とか過ごすことができました。皆様のご期待に沿うべく今年も組合員一同皆様との様々なふれ合いの中で、伝え合わなければならないことをしっかり確認し合いながら進んで行きたいと思います。  人の体にとって安全であること、相互の信頼のもとに安心できること、そして環境にも優しいことを変わらぬ目標として今年も頑張りたいと思います。  本年もよろしくおつき合いくださいますように。



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