庄内協同ファームだより

トップページ > 庄内協同ファームだより > 庄内協同ファ-ムだより  1998.9月発行 No.46

「餅の製造が始まります。」

野口吉男 羽黒町 1998.9.21

1年のたつのは早いもので、春にまいた稲が黄金色になって首を垂れていますが、収穫間近の9月16日の台風は私の田圃の稲に被害をもたらしました。ひとめぼれの穂は地面につくほどに低くなり、もちの稲は若干倒れてしまった。もちの茎は太いし丈夫だが、うるち米より少し丈が高いためか、この間のような強い風雨には耐えられず根元からポッキリと折れてしまった。刈り取り作業が大変だなと、今から頭をかかえているところですが、そんな中で、刈り取りでのもち製造を終えた新米作業が10月よりスタ-トします。本格的には、刈り取りが終了する中旬以降になりますが、新米で作った餅は最高です。どうぞよろしくお願いします。私は毎年、収穫後に餅の製造仕事を加工場に来てやっています。そこで、まだ作り方を良く知らない方に、私たちの標準的な製造作業をご紹介します。

(1)玄米を精米機で精米します。(この時に石抜きや、着色米を省きます。)

(2)洗米機で1回30㎏の米を洗い、きれいな水に一晩浸漬して、翌日に蒸米機で蒸すのですが、今年は蒸米機を増やし玄米用と白米用の2台で作業をすすめる予定です。蒸された餅米が出てきた時は、ピカピカに光って大変きれいです。それを時々食べてみるのですが、これは、本当に美味しいと思います。

(3)次に餅つき機で2~3分の間でついていくのですが、コシがありすぎて餅も杵と一緒に上がってしまう時もあります。粘りと甘みとなめらかな舌触りの餅がこの作業で出来上がります。

(4)つき上がった餅は丸もちと切りもちなどになりますが、形を作るために切り餅はポリシ-トを敷いた型枠に入れ、丸餅は丸い形状で出てくる丸餅カ ッタ-機を使います。出来上がった餅は常に温度を冷ますため、ポリシ-トで覆い棚に入れ風をあててます。1回についた餅がだいたい4枚くらいの枠箱に並べられますが、1台120枚の棚に入ったものを棚台ごと冷蔵庫に入れて餅の放冷します。約2日後に硬くなり袋詰めが出来るようになります。

(5)計量をしながら袋に詰め、金属探知機でチェックします。その後に脱酸素剤を入れながら袋とじ(シ-ラ-)をして、ダンボ-ルの箱に入れて完了です。ちなみに包装材の袋は4年前から塩素ガスの発生しないガスバリァ-の袋を使用してます。
こうして、皆様にお届けしていますが、12月の需要期には出荷前に再チェックをしてより品質の確実なものをお送りするようにしています。
           
今年も美味しくて、安全な、お餅を皆様にお届け出来るよう頑張りたいと思います。

スケッチ

冨樫静子 1998.9.25

枝豆の収穫もやっと終わり、ホットする間もなく稲刈りの準備に入る。体が疲れているとなかなか仕事がはかどらない。そんな時は、あせらずのんびりと、ストレス解消といこう!

 野良着のまま、ちょっとドライブへ、車で10分位走ると、雄大な日本海がみえてくる。ウインドサ-フィンやサ-フィンに興じる若者たち。岩場ではのんびり磯釣りを楽しむ人たち。そんな風景を車中から眺めながら、北に向かって走ると山すそを海に浮かべてそびえ立つ鳥海山(出羽富士)の雄姿が目に入ってくる本当にすばらしい景色ですよ。
 ちょっと小耳にはさんだのですが、この庄内浜が、ハマちゃん、ス-さんでおなじみの釣りバカ日記のロケ地になるらしいですよ。 お正月が楽しみですね。
   一息ついて元気が出たところで、今年の枝豆栽培を振り返ってみようと思う。
 今年は大変な異常気象で、春の育苗の時期に真夏のような高温が続き、丈夫な苗を育てようと張り切っていたのに!
 この時ばかり太陽が恨めしく温度を下げるのに(育苗ハウス内の)必死。しかし、所詮は天気に勝てず。納得のいく苗を育てることができなかった。また、枝豆は機械植え一年生で、思い通りに定植できず四苦八苦しながら植え付けた。
 その機械植えの1本植え(手植えは2本植え)が災い転じて福となし、梅雨の明けない夏をのり越えて、なんと!
1本で450g(普通180g)にもなる枝豆に成長したものあり、思わず、おとうさんと顔を見合わせニッコリ。枝にビッシリ豆をつけていました。春の疲れが一気に吹き飛んだ瞬間でした。

おいしいと喜んで食べて下さるお客様がいらっしゃるかぎり、無農薬、無化学肥料でがんばっていきたいと思っていますので、今後共宜しくお願いします。



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